2014年2月17日月曜日

当社のアナログセンサーの優位点

ここ3~40年間、電子デバイスの開発により多くのメリットを生活者は恩恵を受けてきました。
もちろん、私も同様です。

しかし、これから求められる地球環境にやさしく、エコな製品を要求される時代では当社のようなアナログデバイスも見直されていくものと感じています。

そこで、もう一度アナログセンサーデバイスについて考えてみたいと思います。

1.アナログデバイスと電子デバイスのメリット・デメリット

 一般論ですので、私どもではこのように判断しています。

そこで、当社が目指したのはアナログデバイスでも、サイズの小さい製品が出来ないかという事です。

2.従来型のアナログデバイスとは

イメージにあるように、鋼球ボールの重みを利用したものが主流でした。代表的応用製品には「感震器センサ」でしょう。
しかし、こんなに大きいと“軽薄短小”が叫ばれている世の中でまず使用不可能です。

3.当社の構造イメージ
当社のセンサで最大の導電球が3mmです。製品全体のサイズはφ9mmx5.6mmであります。
この構造は傾斜センサのイメージですが、20年ほど前であればこの程度の大きさで十分受け入れて頂けていました。
しかし、更なる小型化の要求と安価品です。これは市場からの声でした。
そこで、導電球を2mmにして、製品サイズをφ5.3mmx5.5mmで製品化に取り組みました。

4.従来使用したボールと当社が使用した導電球の違い

視覚的に使用したボールの差を見て頂きかったのですが、残念ながら困難でした。
しかし、この違いを求めたことにより製品の品揃えが増え、お客様からのご要望にお応えすることが可能になりました。
おそらく、当社のような多様性を持ったアナログデバイスは珍しいと言えるでしょう。

今後、多くの企業様からお声を掛けて頂けるよう、頑張って開発を進めていきたいと思います。

最後までお付き合いいただきまして、有難うございました。



2014年2月11日火曜日

上・下方向検出のご要望


今日は最近の上・下を電子デバイス(加速度センサ)で検出するのでなく、当社のアナログデバイスで検出することで、一次電池で長期間検出できる機能のご要望が増えて参りました。

そこで、当社のセンサデバイスを利用したケースでエンドユーザー様からご依頼を受けたケースについてお伝えしたいと思います。

上・下を検出と言っても次の3つに分類されるようです。
①水平を上下の境界とする考え方。
②上の一部分のみを境界とする考え方。
③上・下の一部分を境界とする考え方。
以上の三つのうち③については当社センサを考えた場合、センサを2個使用する必要があります。


皆様も新たな用途開発の際、一度検討されては如何でしょうか。

当社の傾斜・振動センサは小型サイズ(φ5.3x5.5mm)ながら、「電源ON/OFFの自動化」を提供いたしますが、更に多くの機能を新たに作り出すことも可能にします。
皆様からのお問い合わせをお待ち申し上げております