2013年1月13日日曜日

自転車のオートライトシステム

一昔前までタイヤにダイナモを押しつける自転車のライトが主流でした。しかし、特に登り坂などでかなりの足の力がないとライトを点灯させるのは困難。そのため、無灯化による事故が多発したりしていました。
最近では電動アシスト自転車の普及やLED照明によりアルカリ電池でも長時間のライティングも可能になったことで、夜間無灯化で走る自転車も少なくなり事故もここ数年高止まり現象とのこと。健康志向の高まりで利用者が増加していることを考えると事故率は下がっているのでしょう。

では、本題ですが後付け用自転車ライトには振動センサが多く使用されています。使用方法はフォトセンサ(注1)と併用で、昼と夜をフォトセンサで判断し、更に夜に振動が加わると“夜間自転車を使用している”と判断しライティングさせるいたってシンプルなメカニズムで自転車ライト電源のON/OFFを自動にするスイッチの代わりとして使用されています。振動の感度は当社製品(型式MN530-02S)の場合、5Hz0.03G(3/100)程度で検出するため、夜間強風により自転車が揺れ、ライトが自動で点灯する誤作動を避ける意味から、振動時に発生するチャタリング(注2)回数を設定し、設定以上の回数に達したらライトが自動で点灯するように工夫されています。この様な機能性アナログセンサデバイスを利用することで電池を有効に使用し、省エネルギーで長時間の使用に役立つことから、多くの企業様にご採用頂いています。

この様に振動や傾斜が検出されたときのみ機能する仕組み作りを検討されている方、加速度センサで検討されていませんか? 
加速度センサでは機能は満たされても長時間の使用には不向きです。是非、当社の振動センサや傾斜センサは複雑な回路設計やアンプも不要ですので仕組み作りや部品点数も僅かで済みますので、是非検討されることをお勧めします。
1:光の強弱を捕えるセンサ
2リレースイッチ接点が切り替わった際に、微細で非常に速い機械的振動によって、電気的なON/OFF信号が断続を繰り返される現象

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